注文住宅でおすすめの間取り!こだわりの家で快適に暮らそう
注文住宅の建築に際して、どのような間取りにしようか悩むものでしょう。おしゃれな空間に仕上げたい、生活しやすい住宅にしたいなど、さまざまな希望があるものです。この記事では、注文住宅の中でも人気のある、リビングダイニングキッチンでのおすすめの間取りを紹介します。自分たちにとって理想的な空間を作るために、参考にしてください。
対面キッチン
まずおすすめなのが対面キッチンです。キッチン周りの利便性は主婦がとくに重視したい場所ではないでしょうか。
対面キッチンは料理をしている間に居室側を見られるので、小さな子どものいる家庭ではとくにおすすめの間取りだといえるでしょう。また、居室にいる家族とコミュニケーションを取りやすいことも、特徴のひとつです。
ただしワークトライアングルという、キッチンの使いやすさを考えた動線を意識すること、音やにおいの対策を検討しておくことが必要になります。たとえば、対面式キッチンでは収納スペースが少なくなるので、パントリーを設けるなどで対応しましょう。
また、キッチン周りでは家電製品をよく使うことになるので、カウンター部分にもコンセントを設けることで、調理器具を使用するときに使いやすくなりますよ。
解放感のあるリビング
リビングダイニングキッチンでは、広々とした空間を演出できます。たとえば吹き抜けや間仕切りのない空間にすることで、解放感のあるリビングを演出できるでしょう。吹き抜けがあればより広々とした印象を味わえ、間仕切りのない空間ではドアの開閉をすることなく生活動線を確保できます。さらに解放感のある空間にするコツとしては、天井の高さを変えたり、建物全体をL字型にしたりすることが挙げられるでしょう。
注意点として、吹き抜けや間仕切りがないと空調の効きが悪くなったり、掃除が難しくなったりすることは把握しておきましょう。対策としては、空気を循環させるためのシーリングファンの設置、床暖房の導入などがあります。
リビング階段
リビング階段とは、リビングに取り付けられた階段のことです。多くの人がイメージするものは玄関から入って、近くの廊下に設置されているものではないでしょうか。しかし、一般的な階段では誰が外から帰ってきて、自室へ行ったのかわかりにくいですよね。
しかし、リビング階段では人の集まりやすいリビングを通って2階に行くようになるので、家族とのコミュニケーションが生まれやすいという特徴があります。たとえば子どもが外出から帰ってきたときなどに、必ず様子を見られるでしょう。また、階段下は収納スペースとして活用できるので、普段使わない季節ものの道具などをしまっておくのに便利ですよね。
パントリー
対面式キッチンでは収納スペースが少なくなるというデメリットがありましたが、パントリーを設けることで解決できます。パントリーとはキッチンのそばにある収納スペースで、いわゆる食糧庫と呼ばれる場所のことです。食品や飲料、調理器具などを収納するスペースとして利用できるでしょう。
こまめに買い物に行けずまとめ買いしてしまう場合、家族の人数が多くて一度の買い物でたくさん食品を保管しないといけない場合などに活躍します。地震などの災害時に備えて、パントリーにある程度の食糧や飲料を保管しておくと安心できそうです。
また、キッチン周りをよりスタイリッシュに演出するために、電子レンジや冷蔵庫などの家電製品をパントリーに収納するケースもあります。パントリーの中は居室から見えないように設計できるので、キッチン周りのものを減らすことで雑多な印象を与えなくて済みますね。ただしスタイリッシュに演出することだけにこだわっていると、使い勝手の悪いキッチンになるのでバランスが大切です。
ウォークインクローゼット
収納に関して、人気の高い間取りがウォークインクローゼットです。服を多く持っている家庭ではとくにおすすめですね。通常のクローゼットより多く服を収納できるうえに、姿見を設置すればそのまま中で着替えられます。近年では、家族全員で利用するファミリークローゼットも登場しているのです。子どもの洋服も一緒に保管できるので便利ですよね。
また、ウォークインクローゼットの収納力を上げるポイントとして、ハンガーパイプを180cmほどの高さに調整しましょう。180cm程度の高さにすると、ハンガーパイプの上側にも、衣類の下側にもさらに収納スペースを確保しやすくなるからです。そのため、ハンガーパイプの上には棚板を設けるようにしましょう。小さな子どものいる家庭では、子どもが利用できる位置にハンガーパイプを設置してもいいかもしれませんね。
今回は、リビングダイニングキッチンでおすすめの間取りを紹介しました。リビングダイニングキッチンでは、デザイン性の高い広々とした空間を演出できます。吹き抜けでは空調が効きにくいなどのデメリットはありますが、アイディア次第で快適な空間にもなるでしょう。理想を実現したい場合は、あらかじめメモなどにまとめておいて建築会社に相談してください。